手づくり楽器の森とは

団体のミッション

自由にとことん、楽器をつくり仲間と演奏することで、子どもたちが豊かな時間を過ごせる場をつくること。

活動紹介マンガ

手づくり楽器の森の活動をわかりやすく伝えるために「しもちゅう」こと下中絵里加さんに漫画をかいていただきました!

ぜひ御覧ください。

漫画「竹でつくろう奏でよう」
手づくり楽器の森の活動をわかりやすく説明した漫画。作:下中絵里加
まんが全ページ.pdf
PDFファイル 3.5 MB

設立趣旨書

私たちが暮らす都市部では、山が切り崩され、雑木林は破壊され、住宅地や商業地へと変わってきている。
自然環境の明らかな減少に伴って、子どもたちの遊び場も減少しつづけている。
子どもたちの遊びは変わり、小さな公園で仲間を目の前にして、
静かに携帯型ゲームをするような時代になっている。
今の子どもたちは、大人に遊び場を奪われ、大人が作り出した商品を与えられるだけになっている。

その結果、子どもたちから失われてしまったことは多い。
自然の中で遊びやものをつくり出す創造力、
自ら考えて工夫する力、
何度も繰り返すことでできることが増えていく感覚、
最初からあきらめてしまわず、できるためにはどうすればいいのかを考える粘り強さ。
そこで、大人の責任として子どもたちを取り巻く環境を変えるために行動を起こさなければならないと確信した。

そのために、何ができるのか。私たちは二つのことに着目した。
一つは、ものをつくること。
完成品を与えられるのではなく、自らの手でつくりだす経験から得られることはとても大きい。
どうすればできるか、どんな道具をどう使えばよいのかを試行錯誤し、身に着けること。
必要なものがあったとき自らの手で生み出すことができるということを知ることは、将来の可能性を広げる。

もう一つは、音楽を奏でること。
感情や感覚をリズムやメロディーとして奏でることは、音に包まれる心地よさを感じることだけではない。
自分を信じ、また仲間を信頼し、ありのままの自分を素直に表現すること。
同時に仲間の表現を受け入れること。
自分と仲間を大切に思う子どもは、豊かな人間関係を形成できる。

この「つくり、奏でる」という二つを活動の軸として、子どもたちが、一生懸命に、自由にとことん、楽器を作り、仲間たちと演奏して遊ぶ、
そんな豊かな時間をすごせる場所がたくさんできることをめざして、ここに「手づくり楽器の森」を設立する。

2009年12月1日

「手づくり楽器の森」設立発起人 高玉要、大谷隆

 

お知らせ

2012.10.30 10月13日(土)14日(日)に実施した「つくりまくりキャンプ2012」の映像を実施レポートにアップしました。ぜひご覧ください。

2012.10.6 手づくり楽器の森の活動を紹介する漫画を作りました(作:下中絵里加さん)。ぜひご覧ください。