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手づくり楽器の森のワークショップについて

ワークショップでは、間伐により使われなくなった竹や木を使って楽器をつくります。「既製品に頼らず、自分で考えて自分の手で作り出す」ことを最大の目的にしています。

普段の生活において、子どもたちは(もちろん私たち大人も)、作るという作業から遠ざかっています。そのため、ノコギリをうまく使えない、ナイフで削れない、そんな子もいるでしょう。ただ、やれば必ずできるようになる、という成長の可能性を、子どもたち皆がもっています。

作ることを通して、その豊かな可能性に、子どもたち自身で気づいてもらえればと思っています。

作るということには、

 

  1. 完成まで忍耐強く作業することで、粘り強さを養う
  2. 努力すれば自分の手でモノを作りだせるという感覚を知ることができる
  3. どうすればできるのか、どんな道具を使えばいいのかといった想像力を高め、それを形にするための創造力を身に付けられる
  4. 親子一緒に作ることでまた新たな絆が生まれる

など、今を、将来を、豊かにしていくための、多くの意味があるのです。

 

ケガもひとつの学びだと考えています

楽器の制作には、竹や木を切る、削る、穴をあけることを行うため、ノコギリ、ナイフ、キリなどの刃物を扱います。そのため、ケガが起こる可能性が非常に高いです。

 

道具の扱いに関しては、きちんと指導を行う

参加者には常にスタッフの目の届く範囲で作業をしてもらう

子ども4~5人に対してスタッフ1人を付ける

ということを徹底いたしますが、それでも、かなりの頻度でケガがおこるということを、あらかじめご了承いただきたく存じます。

 

手づくり楽器の森では、ケガもひとつ学びだと考えています。ただし、ケガをすることをすすめているわけでは決してありません。

  1. 「どうしてケガをしたのか」
  2. 「ケガをしないためにはどうしたらいいのか」
  3. 「この道具は人を傷つけてしまう可能性がある」
  4. 「危ない道具ではあるが、上手に使えばとても便利なものだ」

子どもたちが、自分の身をもってしてそれらを理解することに、重要な意味があるのではないかと考えているのです。

 

道具別よくあるケガと予防方法

  • ノコギリ:材料を押さえている側の手の指にノコギリの刃があたることが多いです。ほとんどの場合、絆創膏などで処置できます。よそ見をせずに体の中心でまっすぐにノコギリを挽くことで刃がぶれにくくなり、ケガを予防できます。
  • ナイフ:刃に指を当ててしまったり、刃が滑ることで指を切ることが多いです。ほとんどの場合、絆創膏などで処置できます。よそ見をせずに、刃の向かう範囲には手や指を置かないようにすることで予防できます。
  • キリ:通常の使い方ではケガをすることはあまりありません。ただし、誤って手や脚などをついてしまうことが考えられます。持ち運ぶ場合などに注意することで予防できます。
  • ハンマー:素材を押さえている側の手の指を叩いてしまい、軽い内出血などを起こすことがあります。よそ見をせずに指を置く場所に注意することで予防できます。

 

 

保険について

ボランティア行事用保険に加入しています。

参加者は、家を出てワークショップを受け、帰宅するまでの間、保険の対象になります。

 

詳しくは、下記リンクをご確認ください。

ふくしの保険「ボランティア行事用保険」(pdfファイル)

 

参加当日の注意点

  1. 服装は、動きやすく、汚れてもいい服でお越しください。道具の扱いに支障をきたすような、例えば袖がひらひらしたようなもの、などはご遠慮ください。また、手の爪も短めにしておいてください。
  2. タオルや飲み物、筆記用具等はご持参ください。
  3. ケガに備えて、保険証のコピーをご持参ください。

 

 

お知らせ

2012.10.30 10月13日(土)14日(日)に実施した「つくりまくりキャンプ2012」の映像を実施レポートにアップしました。ぜひご覧ください。

2012.10.6 手づくり楽器の森の活動を紹介する漫画を作りました(作:下中絵里加さん)。ぜひご覧ください。