場所 箕面市東生涯学習センター(大阪府箕面市)
参加者 子ども5人
製作楽器 竹スリットドラム
写真撮影 手づくり楽器の森スタッフ
手作り楽器の森スタッフ 3人
主催 ライフタイムミント
▼報告
小学生から高校生までの障害児5人の参加。介助のボランティアがマンツーマンでついたこともあって、予定時間より早く楽器づくりが終了。全員ある程度興味を持って参加してくれた。車イスの参加者はのこぎりを挽く体勢など工夫しながら行った。リラックスした感じで進めることができ、怪我もなかった。
楽器づくりはスムーズに終了。作業時間は1時間半〜2時間。どうしても制作に集中できなかった友だちのために、もう一つ作ってくれた子がいた。
演奏時間では、スリットドラムを使って自由に表現してもらった。
演奏時間、スリットドラムの側面を使ったり、マレットだけを使ったり、ブレイクダンスを取り入れたり、歩きながらの演奏と表現力の豊かさに驚かされた。制作時間は集中できなかった子も演奏時間には自ら手を挙げて何度も演奏し、とても楽しんでいたようなのでよかった。
・5ヶ月ぶりのワークショップだった。久しぶりながら、必要な感覚はすでに身体に染み付いていたため、問題なく進めることができて良かった。
程度にもよるが障害があっても、マンツーマン+手楽器スタッフが常時動きまわりサポートすることで、楽器づくりはできるのだとわかった。
そしてうまくしゃべることができない子も楽器を持てば饒舌になる。
今回のソロ演奏を聞いていて、設立趣意書にある、
「自分を信じ、また仲間を信頼し、ありのままの自分を素直に表現すること。同時に仲間の表現を受け入れること。」
ということを、手楽器のメンバーだけでなく、ライフタイムミントのみなさんや子どもたちも、自然に感じてくれていたのではないかと思う。
▼課題と改善提案
・一回のワークショップで制作→演奏 という流れは今まで通り必要だが、演奏に力をかけすぎると、わりとみんな疲れてしまうようだ。そのため、制作経験者向け演奏ワークショップを別途開催してもよいかと思った。
・手づくり楽器の森の新規メンバーが必要。
場所 高槻市立生涯学習センター(大阪府高槻市)
参加者 子ども4人、大人6人
製作楽器 竹スリットドラム
写真撮影 手づくり楽器の森スタッフ
手作り楽器の森スタッフ 3人
ボランティアスタッフ 1人
外部講師 1人
竹材協力 高槻里山ネットワーク
備考 子どもゆめ基金助成事業
▼報告
竹スリットドラムを作成し、奥崎慎一さんによる演奏ワークショップを行った。
楽器作りワークショップでは、予定通りスリットを2本とすることと電動ドリルの台数を2台追加したので、前回の課題であった製作時間が短縮された。
また、「マレットから外れる」ということで開発を続けていた「スーパーボールマレット」については、素材をスーパーボールから丸棒ゴムへ変更したことで、叩いている最中にゴムが外れてしまうことがほぼなくなった。音質は、硬質感が足され輪郭がはっきりとしたことでより演奏向きとなり、参加者、手楽器スタッフともに好評だった。
演奏ワークショップは、アフリカ音楽のリズムをベースにした奥崎慎一さんオリジナルの曲を練習。最後には、会場からのリクエストで発表会のような形までできた。子どもたちは突然のことで少し戸惑っていたが、演奏が終わって安心すると、とてもいい笑顔を私たちに見せてくれた。
▼課題と改善提案
・楽器づくりに関する改良はほぼ完了。
場所 高槻市総合市民交流センター(大阪府高槻市)
参加者 子ども10人
製作楽器 竹スリットドラム
写真撮影 手づくり楽器の森スタッフ
手作り楽器の森スタッフ 2人
ボランティアスタッフ 2人
外部講師 1人
竹材協力 高槻里山ネットワーク
備考 子どもゆめ基金助成事業
▼報告
竹スリットドラムを作成し、ひきたまさんによる演奏ワークショップを行った。
今回の竹も大きくて立派だったので切るのが大変なんじゃないかと少し心配だったが、ガンバリ屋さんぞろいだったため、時間がかかってもしっかり自分の力で切って削って、全員立派な竹スリットドラムを完成させた。出来上がったときの嬉しそうな顔を見ると、手伝ってもらって作るのと、もう無理~と言いながらでも自分自身で作るのとでは達成感が全然違うんだなと感じた。そして今回は学童のお友達同士だからなのか、大きな竹にてこずっているお友達にあちこちから応援の声が飛び交い一体感があって、見ている私たちにとってはそれがとても心地よかった。竹スリットドラムができるところをこれまでいくつも見てきたが、毎回最後のスリットを削り終わる瞬間は感動する。最高の笑顔と「できたー!!」と言う声を聞くと、やったね!!!と嬉しくなる。と同時に音が鳴るかな・・・と少しドキドキする。スリットを削り終わってから試しに叩いてみるまでのたった数秒間に色々なことを考えてしまう。
▼課題と改善提案
・楽器づくりの時間がかかり、演奏ワークショップの時間が少なくなった。今後は、スリット数は2本を基本として、製作時間の短縮をはかる。作業が早く時間があまった参加者のみ3本めのスリットを切ることにする。
・電動ドリルでの穴あけで順番待ちが発生していたので、今後は電動ドリルの台数を増やし、待ち時間の短縮を図りたい。